◇「ドリーム工場(こうば)」全国ツアーが地元・小金井の公演から幕を開けました。
 公演後の応援団パーティでも、舞台の話に花が咲き、この作品に共感するという言葉をたくさん いただきました。震災の被災者の方々が多数観ていただいた、仙台市の先行公演でも、全国で上演 してくれと励まされ、ちょっぴり自信を持ってツアーを始められそうです。
 またこの間、横浜JA女性部の記念公演では2000人を集めた大会で、記念公演をおこな い、熱狂的な歓迎と反響をいただきました。舞台は、農業と農にたずさわる女性達をテーマにした バラエティショーを、特別に構成した作品でした。
 また農をテーマにしたコンサートは、「ダンフーズ」という新鮮な野菜を加工している会社の創立記念の集会で上演しました。上演後、社員の方々から、自分の仕事を誇らしく思うことが出来たという感想が多く寄せられました。
 ふるきゃらでは、時間的なゆとりをいただければ、その集会に特化した舞台を構成し、上演することが出来ます。創作力こそがふるきゃらの力なのです。
 今年の前半期は、七月末の東京・日本橋三越劇場公演まで、ずーっとミュージカル「ドリーム工場」のツアーを展開することが決まっております。
 この作品は、東日本大震災から復興してゆく、ある中小企業の工場の物語です。それでもミュージカルですから、明るさと楽しさをめざして舞台づくりに励みました。
ドリーム工場 地元・小金井市(東京)から全国ツアースタート
 いよいよ新作「ドリーム工場」の全国公演がはじまりました。石塚作品はこれまで地方で初日をあけてきましたが、小金井駅前に3年前に「市民交流センター」という手ごろな劇場ができ小金井市で実行委員会、市子連、劇団の主催で3作品公演してきました。
 お馴染みになった劇場で地元ファンに新作のお披露目をして全国公演のスタートにしようと初めての地元初日公演となりました。
 「ドリーム工場」は被災した町工場が自力で再建していく物語です。
 小金井商工会 商工会連合会は復興支援に震災の年から被災地への訪問や交流を定期的に取り組んでいます。ミュージカルのモデルとなった岩手県久慈市とは今年6月に交流協定を結ぶ予定で、理解を深めるいい機会になると位置づけて、個々の商店会でも宣伝ビラの配布や観劇協力をすすめ公演のムードを盛り上げる力になってくれました。
 トヨタ西東京カローラ鰹ャ金井店でも前作「トランクロード」に引き続ききめ細かくすすめてくれました。  公演直前に朝日、東京、読売新聞に大きな記事で掲載されて電話の問い合わせ等あり、劇場は満員となりました。
 当日は小金井市議選の投票日にもかかわらず、日ごろ選挙でかけずりまわっている商店会の方々や地域の方、中には当選確実の余裕の市議さんの姿もなど、日曜日の昼公演だったのでで応援団も各地から多勢かけつけて新作への期待感のある開幕となりました。
 終演後は劇団員と握手しながらこれからの全国公演頑張れという声がこれまで以上に多く熱気のある送り出しとなりました。
 舞台も皆さん満足されたようで、ツアーを始めるに当たって、胸をなでおろしました。 
(プロデューサー ひらつか 順 子)