概要 ストーリー この公演の日程 みんなの声

道のはじまりは、はるか昔。動物たちが歩いた跡、獣道にさかのぼる。
三ヶ岳のふもと、トンガリ村の人々は狩りをし、木の実や山菜をとってくらしていた。近くの峠では刃物となる黒曜石がとれる。それを目当てに、遠く海の村から物々交換にやってくる海の人・カイ。山の若者・タケトはカイの海の話に心を躍らせ、「海が見たい」一心で、はるか遠く海の村へと旅をする。若者・タケトの冒険がはじまる。

  みちぶしんの写真1
     

中世、人々のくらしは獣たちと隣りあわせだった。桔梗ヶ原(ききょうがはら)に鉄路がしかれ、狐たちの縄張りをわがもの顔で縦断する蒸気機関車が出現。誇りを傷つけられた狐の大将・玄蕃之丞は、蒸気機関車に戦いを挑む。人と獣が同じ世界にくらし呼吸していた時代が鮮烈な詩情で描かれる。
そして旅と言えば徒歩や早篭、人力車だったのがスピードを求めて、自転車に乗ろうとズボンをはき、馬が歩く道にはバスが乗り入れ、ガタゴトとにぎやかに走ってゆく。戦後まで日本の道路は、江戸時代のまま。クルマが走れる道路をつくり、自家用車に乗ることが日本人の夢となり望みとなる。道路づくりは国の復興をかけて急ピッチで進められた。

  みちぶしんの写真2
     

山あり谷ありの日本ではすんなり道路はつくれない、トンネルを掘らねばならなかった。冬から春にかけて半年間、通行不能となる安房(あぼう)峠では、18年におよぶ熱と水とのたたかいの末、安房トンネルを完成させた。
あまりにも当たり前に道路が走る現代。新しい時代に向けて、道路と人間の新しいコミュニティづくりが求められ、豊かなふるさとへのメッセージがうたいあげられる。

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写真:英伸三
     
みちぶしんの舞台イメージ
舞台イメージ(イラスト:石塚克彦)


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